ひとことレビュー

9
おやすみ東京 | 吉田篤弘

おやすみ東京 | 吉田篤弘

東京の夜を舞台にした短編集。 "夜のタクシー"運転手、びわ泥棒、私立探偵・・・様々な人の人生が絡み合います。 面白いのはこの作品、連作短編で短編それぞれが繋がり1つの長編小説のようになっています。 この小説の夜は不思議と冷たさや怖さがない。 夜、少し灯りを落とした部屋で、お酒を呑みながら読みたい本です。 --- 面白かった作品は、Instagramでハッシュタグ検索しています。 感想や生活の中でどう読まれたか知れて面白い。

スキ
4
森見登美彦 | 夜行

森見登美彦 | 夜行

森見さんの小説は「夜は短し歩けよ乙女 」に続いて2作品目。 夜は短し歩けよ乙女とは世界観が全く違って、ミステリアス・闇という印象。 この本にはタイトルが表すとおり 夜が溢れている。 本をイメージすると必ず夜がついてくる。 ホラーとまではいかないが読み進めていくとゾクゾクっとしてしまう。 その感覚が病みつきになって読むのが止まらなくなる。 旅が一つのキーワードになっていて、「夜行」を読み始めたのが新幹線の中だからか没入感がすごかった。 夏に読むのがおすすめだけど、秋

スキ
6
異邦人として京都を歩く

異邦人として京都を歩く

去年から読み始めた原田マハの「異邦人(いりびと)」 やっと読み終わりました。 面白い本は少しずつ読む癖があるのでこうなります。 京都の空気京都が舞台の本で、章が変わるごとに様々な京都の顔が現れます。 桜が咲く春の暖かさや祇園祭の季節のジメッとした感じなど、ページをめくるたびに京都の空気が伝わってくる。 異邦人のストーリーや構成、どこかで味わったことがあるな。 となんとなく思っていたら、川端康成の古都を参考に書かれていたようです。 たしかに、京都の行事や伝統、そして

スキ
6