見出し画像

ウィルス対策ソフトは不要ですか?への答え。

先日、友人の会社経営者から連絡がありました。

マイナンバーを扱うからセキュリティを強くしたい。

知り合いのIT商材を扱っている会社の営業に相談したら、ファイアウォールとウィルス対策ソフト(PCインストール型)を提案された。

でも、イニシャルとランニングコストを考えると、なかなか決断できない。
その旨を先方に伝えたら、ファイアウォールだけ入れて、ウィルス対策ソフト無しの提案をされた。

ファイアウォールはウィルス対策機能付き(UTM)だからそれで問題ない。と。

この条件で契約しても大丈夫かな?


という相談でした。

さて、どうでしょう。ウィルス対策ソフトは不要でしょうか?

友人は以下の環境でインターネットを使用しているとのこと。

・インターネット閲覧とメールチェックがメイン

・メールはGmail(GoogleApps)を使用している

回答

私の回答は「ウィルス対策ソフトは必要」です。

その理由は以下です。

理由

暗号化された通信に含まれるウィルスはファイアウォールで検知できない。

昨今のインターネット通信(Webブラウジング)の3割近くが暗号化通信(SSL)といわれています。

暗号化された通信は、ファイアウォールで通信の中を確認することができません。

※復号化することで確認可能なファイアウォールもありますが、高価なものであったり、パフォーマンスが劣化するため使用しないことが多いです。

そのため、暗号化通信の中にウィルスが混入していても検知できません。

ウィルス対策ソフトをPCにインストールしていない場合、高い確率で感染します。

Gmailに関しても同様で、通信が暗号化されているためメールの添付ファイルがウィルスであってもファイアウォールで検知はできません。

正しい知識で資産を守りましょう

商材を提案している営業が正しいIT知識を持っていない場合もあります。

数字を上げたい営業が曖昧な知識で提案することもあるでしょう。

そのため、自分が正しい知識をもって判断することが重要になります。

ウィルス感染し、お客様の情報やマイナンバー等の機密性の高い情報が流出してからでは遅いです。提案してきた会社は保証してくれません。

自分の知識では足りないと感じる場合は、専門知識がある会社や個人を頼るという方法もあります。

大切な資産しっかりと守って下さい。

記事をお読み頂きありがとうございます!! サポートはレビュー用のアプリ・サービス購入費、記事を書くための諸経費(珈琲代など)に活用させて頂きます!!