異邦人として京都を歩く
去年から読み始めた原田マハの「異邦人(いりびと)」
やっと読み終わりました。
面白い本は少しずつ読む癖があるのでこうなります。
京都の空気
京都が舞台の本で、章が変わるごとに様々な京都の顔が現れます。
桜が咲く春の暖かさや祇園祭の季節のジメッとした感じなど、ページをめくるたびに京都の空気が伝わってくる。
異邦人のストーリーや構成、どこかで味わったことがあるな。
となんとなく思っていたら、川端康成の古都を参考に書かれていたようです。
たしかに、京都の行事や伝統、そして場所を美しく描く感じは古都そのもの。
異邦人
異邦人と書いて”いりびと(入り人)”と読みます。
意味は
京都以外で生まれて、京都にやってきた人。
つまり京都人。
本作も異邦人の視点で書かれています。
途中、人との繋がりの中で京都人の世界への扉も開きます。
どちらの視点も面白い。
近いうちに異邦人として京都を歩いてみよう。
記事をお読み頂きありがとうございます!! サポートはレビュー用のアプリ・サービス購入費、記事を書くための諸経費(珈琲代など)に活用させて頂きます!!