見出し画像

なぜ、世の中は不幸なニュースで溢れているのか?

暗いニュースが日々ニュースで流れています。
そんなニュースばかり見ていると気分まで暗くなります。

不幸な出来事が起きたことは本当に悲しく切ない気持ちになりますが、なぜ不幸なことが頻繁に起こるのか?と疑問にも感じていました。

幸せなニュースが少ないな、と。

幸せなニュースのコスト

デザイン・イノベーション・ファームのTakramが配信している「Takram Cast」で、代表の田川さんが言っていたことが上記疑問に対する1つの回答でした。

** ニュースを意味あるものにするためのコストは、幸福なニュースと不幸なニュースで違う。不幸なニュースはコストが高い。**

大晦日に紅白の間に流れる不幸なニュース(*)に疑問を持った田川さんが新聞社で働く父親に聞いた際の回答です。

*なぜ、紅白の間に放送されるニュースは事故や火事ばかりなのか?

不幸なニュースは警察や消防署からの連絡をそのまま流しても意味が伝わるが、幸福なニュースは文脈を拾って組み立てないと意味が通じない(→コストがかかる)

大晦日は記者が休んでいるため、コストが高いニュースは出にくい。

新聞社やテレビ局の経済活動の中で、コストが低い不幸なニュースが量産されて、世の中に溢れているように感じている・・・と。

また、最近は新聞やテレビに加えてSNSやニュースアプリなど、ニュースとの接点も増えてきました。

ニュースアプリも、多くのPVが稼げる不幸なニュースを前面に配信している感じがします。

メディアから作られるイメージ

朝のTVでも、通勤中に見たSNSでも、お昼休みに見たニュースサイトでも不幸なニュースばかかり。きっと世の中は不幸なことが溢れている、辛い、ネット社会が悪い、政治が悪い、昔はよかった、日本は不幸だ、がんばっても仕方がない。

これは極端ですが、いつのまにか似たような思考になっていませんか?


バイアスを捨てて自分の頭で考えることが必要です。

幸せな出来事も日々生まれています。

記事をお読み頂きありがとうございます!! サポートはレビュー用のアプリ・サービス購入費、記事を書くための諸経費(珈琲代など)に活用させて頂きます!!